日本茶をドリップするって本当ですか?
日本茶好きの方は驚かれるかも知れませんが、ドリップする日本茶のことをご存知でしょうか?
ティーバッグの緑茶では物足りない方向けに作られたのが、「ドリップタイプ」の日本茶です。
ドリップタイプの日本茶はまだまだ珍しいですが、現在少しずつ人気を伸ばしています。
実は、東京にはハンドドリップの日本茶専門店があります。
「東京茶寮」というお店では、コーヒーのドリップと同じように日本茶をハンドドリップで淹れて出してくれます。
淹れ方はコーヒーのドリップ同様、円錐型のドリッパーにお湯を注いで落とすというスタイルです。
その家庭用と言えるものが、日本茶のドリップとして各メーカーから販売されています。
ここでは、そんな日本茶のドリップタイプについてご説明しましょう。
日本茶のドリップタイプのメリットは?
日本茶のドリップタイプのメリットは何でしょうか?
家庭用で言えば、ドリップタイプの日本茶の一番の特徴は、「手軽さ」です。
日本茶のドリップタイプは、カップにセットして作るドリップバッグのコーヒーのように、一つ一つ個包装された1杯分の日本茶の茶葉が入っています。
折り畳みの「使い捨て容器」を茶碗の口に引っかけて使います。
淹れ方も、急須で入れる時と手順がほとんど変わらないので、外出先でも本格的な味が楽しめますよ。
急須の持ち込みが大変な病室で、海外で。
お茶碗とお湯だけあれば作れるので、結婚式のプチギフトとしても人気です。
ドリップバッグの中身は、普通の日本茶の茶葉なので、急須のお茶と同じように2煎目3煎目も美味しく楽しめます。
日本茶のドリップタイプの淹れ方のポイントは?
ドリップタイプの日本茶は、一手間でとても美味しく飲むことが出来ます。
一番大切なポイントは、お茶碗を温めること。
ドリップタイプの日本茶を淹れる時の失敗でよくあるのが、出来上がるまでにお茶を冷ましてしまうことです。
急須を使って淹れる時のように、まずは熱湯をお茶碗に入れて、お茶碗を温めましょう。
先にお茶碗を温めることで、お湯が温かい状態を長くキープ出来ますよ。
次に大切なポイントは、お湯を一気に全て注がないことです。
お茶碗にセットしたドリップバッグの中の日本茶の茶葉に、最初に少量のお湯を含ませます。
つまり「蒸らし」ですね。
そのまま10秒ほど待ってから残りのお湯を注いで作れば、茶葉が開いて、香りのいい日本茶を楽しむことが出来ます。
袋に書いてある時間通りに待って、最後にお茶碗の中でドリップバッグごと茶葉を揺すればしっかり日本茶の成分も逃しません。
一手間かけるだけで、簡単に美味しい日本茶を飲むことが出来ます。
長期のお出かけでふと飲みたくなる日本茶。
美味しい日本茶の「布教活動」にも、ドリップタイプの日本茶はオススメです。
水出し茶のおいしい入れ方〜氷温法〜
水出しのおいしい入れ方の3つめは「氷温法」です。
【材料】
- 急須もしくは湯冷まし
- 茶葉:6g
- 氷:適量
(1)急須に茶葉を入れます。
(2)茶葉の上に氷をごろごろと乗せます。
(3)少量の水を氷の上から注ぎ、じっくりと氷が解けるのを待ちます。
(4)氷が解けたらグラスに注いで完成です。
氷温法の特徴は、氷の解ける水でじっくり浸出させて入れるため、とても旨味の濃い冷茶を作ることができます。
玉露や上級煎茶で冷茶を入れたい場合は、水出し法や急冷法ではなく、氷温法で入れることをオススメします。